はじめに
Raspberry Pi Pico用のデバッガが欲しくなってしまい作成しました。
といっても、githubで公開されているdebugprobeをビルドして3Dプリンタで作成したケースに入れただけです。
なお、ビルド環境はDockerコンテナ上に作成しました。
- 普段使用しているWindows PCでビルドしたかった
- cygwinやらmsysやらのインストールはやりたくない
Dockerfileなどのソース一式は、githubのdebugprobeビルド環境に公開しています。
デバッガの外観
ビルド手順
コンテナ起動、ビルド用シェルスクリプト実行の2つだけです
ビルド完了までは10分以上かかります。
Raspberry Pi Picoへの書き込み
ビルドが完了すると、「debugprobe_on_pico.uf2」というファイルが出来上がっています。(約80KB)
「BOOT SEL」ボタンを押しながらUSB接続すると、USBドライブが現れます。上記ファイルをそのドライブにコピーするだけです
ターゲット用Raspberry Pi Picoとの接続
Pico Getting Started Guide.(Debug with a second Pico or Pico 2)より、下図のように配線します(左がdebugprobe用、右がターゲット用)
最低限、必要な配線は3本でターゲット用のSWDIO、GND、SWCLKに繋がっている線のみです